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▶きくらげ栽培キットヒストリー ~ version1誕生!2018年編 国産きくらげをもっと日本の食卓へ!
2019年版きくらげ栽培キットversion2の誕生
きくらげ栽培をオシャレに体験してほしい
2019年3月、昨年の反省をもとにシーズンインになる前に、今年のきくらげ栽培キットはどうしたら良いのか、皆で考えました。
なかなか育たない、うまく収穫できないというご意見を頂く中、「ちょっと見た目が可愛くない!」や「存在感がありすぎてインテリアに向かない」など見た目に関するご意見も沢山頂戴しました。
確かに、私たちはきくらげ愛が強すぎて気づかなかったですが(汗)お部屋の中にあの黒いきくらげがニョキニョキ育つのは決して「おしゃれ空間」とはいえないな、と。そのご意見をもとに新たに私たちが2018年商品化したものは、「きくらげ栽培ポット」でした。
友人知人に今度きくらげ栽培キットのversion2としてこんなの作ろうと思ってるけどどう思う!?と聞いたり、メンバー皆で考えたり。コストを抑えつつ、きくらげがお部屋の中で「映える」にはどうすればよいのか?考えました。
きくらげ栽培キットversion1とversion2の違い
そこで、version1のきくらげ栽培キットは菌床ブロックが大きいのでそれを約半分の大きさにして、白いシンプルな植木鉢を合わせて販売することに。イメージは多肉植物やきっちんのおしゃれハーブ栽培でした。
菌床ブロックは、通常の大きさで日々大量生産しているので、通販用の栽培ポットのためだけに生産ラインを追加・変更してもらい、「こんなもの売れるのか!」「そもそも今のラインに加えることは出来ないので別にラインを組むことになる!」などなど、担当と議論を何度も交わしながら、最終は私たちの熱量のもと皆協力をしてくれました。その節は本当にありがとうございました。。
そしていよいよ販売スタートです!
バーを経営している友人に頼んで写真を撮らせてもらったり、自宅でちょこんとオシャレに撮影してみたりと、きくらげが家のインテリアの邪魔とならないようなイメージをつくりました。
今年こそは!の想いと共に広報活動に走り回る日々
そして、いつものようにプレスリリースを配信し、地元のメディアにも取り上げていただきたく直接アプローチ。
首都圏の方はもちろん、同じ鳥取県でもきくらげ栽培が鳥取市で行われていることはまだあまり知られていません。
そこで、今回も昨年同様子供達にニョキニョキ育つきくらげ栽培を楽しんでももらおうと、鳥取県島根県の保育園や幼稚園に案内を送付しお電話にてご案内させていただいたり、保育士さんが集まる集会に参加させてもらい熱くきくらげ栽培キットについて語らせてもらったり、ラジオに出演させてもらったり。と、とにかく色んなところへきくらげ栽培キットと、栽培ポットの広報活動に出させてもらいました。
「へ~面白い!」「きくらげってこんな風に育つんだ」そんな、やり取りをするたびに、まだまだ知られていないことを肌で感じて、よし、頑張るぞ!の気持ちになりました。
そして、結果はどうだったのか、、
きくらげ栽培キットversion2の冴えない結果…反省…
実は、前年のような盛り上がりはなく、反応が薄い。極めて薄い!
まぁボチボチ売れるかな、、、のようなイマイチパッとしない状況が続き、あっという間にシーズンオフになりました💧
そして、わざわざ別ラインを作ってまでもversion2専用の菌床ブロックをつくるまでもなくなり、販売を中止することとなりました。一言でいうと、「これじゃなかった。」に尽きると思います。
そもそも多肉植物やハーブ栽培の家庭内菜園での地位がきくらげ栽培には当てはまらない。(でもそこに入れたかったんだもん。。)←そこがそもそもだめ。
そこで私たちはまたまた考えました。これじゃあ、きくらげ栽培の魅力が伝わらないよね、そもそも本当にきくらげ栽培を楽しんでいる人ってどんな人なのか。。
鳥取県で国産きくらげを販売する緑工房のネット店長。
日々、全国のお客様からのきくらげ栽培のお悩みにお答えしています。